美しいビーチがあることで知られるフィリピンの人気リゾート地ボラカイ島で、極小ビキニを着ていた女性1人が逮捕され、罰金を支払うよう命じられた。地元メディアやなどが、10月11日に報じた。
逮捕された女性は、台湾人の観光客とみられる。
フィリピン国営メディアの『PNA』の報道によると、逮捕された女性は交際相手と共にこの島を訪れていた。
女性は10月9日、滞在先のホテルの管理担当から「その水着はここでは不適切だ」と助言されたにも関わらず、紐ビキニを身につけた。
そしてその翌日、女性が今度は別の紐ビキニを着てビーチに行ったところ現地警察に逮捕され、さらに2500ペソ(日本円で約5200円)の罰金を科された。
警察署長は逮捕と罰金の理由について、「エロティックで、淫らな格好をしたため」と説明。
これに対し彼女の交際相手は、「我々の国では極めてありふれたことで、彼女は彼女なりの方法で自信を持って自らを表現しただけ。これも1つの芸術の形だ」と主張したという。
この主張を受け警察署長は、「彼ら(台湾)の習慣と伝統は、私たちの国と同じではない。彼らは我々の文化と伝統、そして我々の適切な礼儀を重んじなければならないのです」とコメントした。
CNNによれば、フィリピンのボラカイ島は、施設の改修や水質の改善をするため観光客の受け入れを規制していたが、2018年10月に受け入れを再開していたという。
観光客の受け入れ再開後は、交通機関の制限や使い捨てプラスチックの禁止などについても、厳しい新たな規則を定めていた。