「香港警察がデモ隊に実弾発射」 地元大学の団体や香港メディアが伝える

投稿動画のキャプションに「実弾で左胸のあたりを撃たれた」などと書かれている。地元紙は、警察筋がこのエリアで実弾発射があったと認めたと伝えている。
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10月1日の香港警察とデモ隊の衝突の様子
NICOLAS ASFOURI via Getty Images

中国が建国70年を迎えた10月1日、香港ではデモ隊と警察の大規模な衝突があり、デモ隊に対して警察が実弾を発射したと香港メディアや地元大学の団体が伝えている。

香港城市大学の関係団体がFacebookに投稿した動画には、警察とデモ隊の衝突とみられる場面が写っている。

警官1人がデモ隊に向けて銃のようなものを向けた直後に、大きな音がなり、1人が背後に倒れこむ様子が写っている。

動画のキャプションには、「警官隊とデモ参加者の衝突が発生。混乱のさなか、警察官がおよそ身体1つ分の近距離から銃を放ち、命中した参加者が地面に倒れた」「実弾で左胸のあたりを撃たれた」などと書かれている。

地元紙のSouth China Morning Postは、この動画を引用する形で、「男性が実弾で打たれたと伝えられている。撃たれたとされる男性が『胸が痛い。病院に連れて行ってくれ』と話している」と報じている。

South China Morning Postは、警察筋が、このエリアで2回の実弾発射があったことを認めたと伝えている。同じエリアの別の場所でも実弾発射があり、男性が被弾したという。