フィギュアスケート・オータムクラシック2019の男子の表彰式で、3位だったカナダのキーガン・メッシング選手の、優勝した羽生結弦選手への粋な計らいに称賛の声が広がっている。
14日の表彰式で君が代が流れた際に、どこにも日の丸が掲揚されていないことに気づいたメーシング選手が、表彰台の後ろにあった日本国旗を手で広げたのだ。
その様子が、オリンピックの公式チャンネルのTwitterでもとりあげられた。
羽生選手は表彰台を降りて、国歌斉唱の最中に広げられた国旗の正面に見据えて、優勝の瞬間を噛みしめた。
メッシング選手の心意気に、ネット上では「彼のやさしくて親切な対応に感謝する」「これが、国旗に敬意を払うということだ」「本当のスポーツマンシップだ」と称賛の声が広がった。
今大会は、羽生選手がショートプログラムに続いてフリーでもトップを守って優勝。2位はフランスのケビン・エイモズ選手で、3位にメッシング選手が入った。
メッシング選手は、カナダへの日本移民第1号の永野万蔵の子孫。