3連休、千葉県で災害ボランティア続々始まる。「今はほぼ県内在住者のみ。遠方の方はご遠慮を」

台風15号の被害を受け、住宅屋根の破損や断水や停電がいまなお続く千葉県の一部の自治体では、災害ボランティアセンターが続々と開設された。参加に際し、注意すべきポイントは?
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台風15号の被害を受け、停電や断水が今もなお続く千葉県の一部の市や町では、社会福祉協議会などが災害ボランティアの運営・支援にあたっている。

14日からの3連休では、災害ボランティアを希望する人が増えることが予想されるなか、各自治体は参加者に注意や配慮を呼びかけている。

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町役場の給水所で6リットル入りの水を受け取り、自家用車に積み込む住民ら=13日、千葉県多古町
時事通信社

県の防災危機管理担当「3連休、遠方の方のボランティアはご遠慮を」

千葉県社会福祉協議会によると、14日午前10時現在、災害ボランティアセンターを開設したか、開設を予定しているのは、15の市と町だ。

館山市鴨川市では、台風の被害により屋根瓦が飛ばされ、家の窓ガラスが割れるなどした住宅が多く、被害を受けた方の自宅の片付け作業などを手伝うボランティアを募集している。

すでに多数の問い合わせがあるというが、自治体によってどんなボランティアを求めているのか、参加条件も異なるため、必ず事前に確認や問い合わせをしよう。

館山市では、現時点ではボランティアに登録できるのは、千葉県内もしくは近隣に住んでいる人のみとなっている。鴨川市では、ボランティアの事前受付は終了。3連休の当日受付は午前9時〜12時となっている。

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鴨川市のボランティアセンター立ち上げ
館山市公式サイト

例えば南房総市では、14日午前9時にボランティアセンターを開設したが、混乱を避けるため、現時点での参加者は「南房総市内の方に限る」としている。

千葉県の災害ボランティア全体の問い合わせ先となっている防災危機管理部防災政策課の職員にハフポスト日本版が取材をしたところ、「この3連休で多くの方がボランティアに参加しようとご検討くださるのはありがたい」とした上で、「被害の状況が各地域で異なっていて混乱が予想されるため、条件として、県内在住の方のみの参加をお願いしている自治体も多い」という。

また、「宿泊場所などを自治体が確保することは難しいため、お気持ちはありがたいのですが、現時点では、遠方の方のボランティア参加はご遠慮いただいている状況です」と、遠方からの参加希望者に注意を呼びかけた。

【災害ボランティアに関するお問い合わせ先】

館山市社会福祉協議会    TEL:0470-23-5068

鴨川市社会福祉協議会 TEL:04-7093-0606

南房総市社会福祉協議会 TEL : 090-2655-4829