ジャニーズ事務所の人気グループ「関ジャニ∞」の錦戸亮さんが、9月末で脱退し事務所も退所することが分かった。
9月5日、公式ファンクラブのサイトで発表した。
錦戸さんは、ファンに向け「9月末日をもちまして、21年間お世話になったジャニーズ事務所を退所させて頂く運びとなりました」と報告した。
ジャニーズからは離れる形となるが「僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います」と今後も何らかの形で情報を発信することを示唆した。
メッセージの最後には、9月4日にお別れ会が開かれたジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏に向け「応援していただいた皆様には感謝の気持ちで一杯です。そして、ジャニーさん、心からありがとう」とつづった。
錦戸さんは、1997年にジャニーズ事務所へ入所。関西ジャニーズJr.の一員として、ミュージカル「MASK」で初舞台を踏んだ。
2004年5月、NEWSでシングル「希望〜Yell〜」でメジャーデビュー。3カ月後の8月には関ジャニ∞としてシングル「浪花いろは節」を初リリースした。
NEWSと関ジャニ∞のボーカル・ギターとしてメンバーを掛け持ちしていたが、2011年10月にNEWSから脱退し、その後は関ジャニ∞のメンバーとして専念していた。
俳優としては、2003年にNHKの連続テレビ小説「てるてる家族」に出演。主人公の相手役として好演し「第7回ドラマグランプリ」新人賞を受賞している。
「1リットルの涙」や「がんばっていきまっしょい」などでも高い演技力が評価された。
2019年1月から放送のフジテレビ系ドラマ「トレース〜科捜研の男〜」で月9初主演となるなど、各方面での活躍を見せている。
「好きや嫌いなんて感情を超えたメンバーです」関ジャニ∞の5人が20年の思い語る
ファンクラブサイトでは、「関ジャニ∞」として錦戸さん以外の5人のメンバーたちも連名でコメント。
脳腫瘍や背中の骨折による安田章大さんの休養や、渋谷すばるさんの脱退などに触れ「全員がそれぞれの人生をあらためて考えるきっかけになりました」とつづった。
2018年からメンバー同士で話し合いを重ねていたと説明し、ファンに対して「沢山の憶測や不安を抱かせてしまったのは心から申し訳なく思っています」と謝罪した。
出会いから20年を経て「もう好きや嫌いなんて感情を超えたメンバーです」と絆を語り、最後にはジャニー喜多川氏に向けて「これは僕たちがずっと話してきた結論です。この決断を天国から見守ってくれればと思います」と報告。
「関ジャニ∞を生んでくれてありがとう」と締めくくった。