23日(金)6時現在、大型の台風11号(バイルー)はフィリピンの東の海上を、北北西に時速20kmで進んでいます。
昨日よりやや発達し、中心付近の最大風速は25m/sとなりました。
▼台風11号 8月23日(金) 6時
存在地域 フィリピンの東
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 25 m/s
最大瞬間風速 35 m/s
今後も発達しながら北西方向に進み、今日の午後には暴風域を伴う見込みです。
先島諸島には、明日24日(土)頃に最も近づきます。その後は台湾から中国大陸に達し、熱帯低気圧に変わる予想です。
午後からは高波に注意
台風の接近に伴い、先島諸島では今日の午後からは波が高くなり始めます。台風が最接近する明日24日(土)は5mを超える大しけになるので、海岸付近には近づかないでください。
また、沖縄本島でも3m近い波が予想されています。マリンレジャーはできるだけ控えるようにしてください。
台風による湿った空気で秋雨前線が活発化
台風が沖縄以外の日本列島に直接影響することはないものの、台風が中国大陸に運び込んだ非常に湿った空気が、来週になると日本付近に停滞する秋雨前線に流れ込んで、大雨をもたらすおそれがあります。
まだ、中国大陸に上陸してからの動きが定まっていないものの、来週は秋雨前線による大雨に対する注意が必要になりそうです。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風11号のバイルー(Bailu)は、中国が提案した名称で「白鹿」のことです。
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