東京オリンピックのチケットの「追加抽選販売」が8月8日未明に始まる。
期間は8月19日の午前11時59分まで。開始は8日未明と時間が明記されていないのは、アクセスの集中を防ぐためだという。
5月にあった第1次抽選とは違い、対象は第1次に落選した人のみ。追加抽選は気を付けないと自動的に落選になる仕掛けがある。注意すべき点はどんなところだろうか。
対象競技は20種目のみ。開会式・閉会式のチケットはナシ
組織委員会によると、追加抽選の対象は水泳(飛び込み)や体操、マラソンなど20競技のみ。
チケットは「セッション」と呼ばれる各競技の開催日・時間帯ごとに販売されており、セッションは170ある。今回の追加抽選には約68万枚が用意された。
チケットを選ぶ画面では、すでに対象外のセッションはグレーで表示されるため、間違える心配はない。
メダルセッションの中には、陸上男子マラソンや男子10000メートル、女子5000メートルの決勝のほか、ラグビー女子決勝・3位決定戦などの人気種目もある。
チケットの種類は「一般チケット」と「車いすユーザー/同伴者チケット」の2種類。2020円の格安販売で話題になった「東京2020みんなで応援チケット」は販売終了となっており、追加抽選では申し込むことはできない。
申込上限は予選等が6枚、メダルセッションが4枚
第1次抽選の時と同じく、申し込み上限は予選等のセッションが6枚、メダルセッションが4枚となっている。
これは第1次抽選と同じだ。チケットの種類は「一般チケット」と「車いすユーザー/同伴者チケット」の2種類で、2020円で売り出され話題となった「東京2020みんなで応援チケット」の販売は終了している。
組織委員会によると、第1次では約512万人が申込み、約96万人が当選。つまり、今回の追加抽選の権利を持つのは416万人ほどおり、すべての人が申し込みをした場合、倍率は6.1倍となる。
これは第1次の5.3倍よりも高くなっており、安易に当たるものではなさそうだ。
ミスると自動的に落選することも!申し込み時の注意点
今回の追加抽選には、注意事項がいくつかある。
これをミスしてしまうと、残念ながら自動的に落選してしまうので気を付けたい。
手順は次の通りだ。
【1】抽選は『東京2020オリンピック公式チケット販売サイト』から応募。
【2】第1次抽選の際に使った「TOKYO 2020 ID」でログイン。
【3】申し込み画面に進む。新たにIDを取得したり、第1次抽選とは違うIDで申し込んだりした場合は、氏名などが同じでも自動的に落選する。
【4】応募は第1希望を1セッションのみ。第1希望で2セッション以上応募すると、自動的に落選する。
【5】マイチケットページで申し込み完了確認を必ずする。
しかし、第1次と同じく「第2希望サービス」をオプションとして加えることができる。
第1希望の入力後に、画面に「第2希望を追加する」ボタンが出てくるので、こちらは押しても大丈夫だ。
この追加抽選にはずれた場合でも、2019年秋には第2次抽選販売、2020年春には東京都内で窓口販売が予定されている。