『幼稚園』の付録はセブン銀行ATM。 園児が作れないのでは... ⇒担当者「わざとです」

精巧すぎる作りに、「クオリティが半端ない」「幼児向けの付録とは思えない」と反響が広がっています。

小学館が発行する幼児向け雑誌「幼稚園」9月号の付録が、「クオリティが半端ない」「幼児向けの付録とは思えない」と話題になっている。

付録はセブン銀行ATMの模型で、小学館が7月29日に完成品の動画をTwitterに投稿。付録とは思えないサイズで精巧に再現されたATM模型から、本物と同じサイズのお札が出し入れされる様子が写っている。

幼稚園児に銀行ATM... しかも本物さながらで、レベルが高すぎるように思えるこの付録。なぜこれにしようと思ったのか。ハフポスト日本版は、小学館編集部に話を聞いた。

―セブン銀行ATMの付録をつけた経緯、理由、狙いを教えてください

 「お子さんが触りたいけど、触らせてもらえないもの」をコンセプトにふろくを考えています。かつ、お子さんが街で目にしているもの、という観点で考えると、ATMしかないだろうと。設置台数でも、筐体デザインのキャッチーさでも群を抜くセブン銀行さんにコラボをお願いして、ご快諾いただきました。

―「幼稚園生には、ATMは難しすぎる・早すぎるのでは」という声もありますが...

ATMが何かわからなくても、普段目にしているお子さんは多いと思います。これをきっかけに、「そういう機械だったのか!」と学んでいただければ。

―完成度が高い付録ですが、どんな部品で、どう組み立てたらいいのでしょうか

お札を出し入れするモーターユニットは付いていますが、それ以外はすべて紙です。大人だと30分くらいで作れるはずです。親子で作ってほしいので、わざと子供だけで作れなくしています。

―動画に反響が広がっていますね

嬉しい限りです。本来の読者層ではない方々から、「買ってもいいですか?」というリプをたくさんいただきました。Twitterなどで、購入したと思われる人の「相変わらず難しくて腹がたつ」といった反応もありました。

―使い方の注意点や気をつけてほしいことはありますか。

お札をまっすぐ入れないと詰まるので、ご注意ください。あと、本物のお札は入れないでください。

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9月号は8月1日から販売される。この企業コラボシリーズは1年ほど前に始まり、過去にはセブンティーンアイス自販機や、ガシャポンなどを付録にしたこともあるという。

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セブンティーンアイスじはんきの模型
小学館提供
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付録のガシャポン模型
小学館提供