吉本興業の岡本昭彦社長、会見拒否の理由を説明 「かえって芸人を傷つけると考えた」

「結果として本人たちに辛い思いをさせてしまった」と謝罪

吉本興業の岡本昭彦社長が7月22日、記者会見を開いた。

会見の中で岡本社長は記者会見を宮迫さんと田村さんに会見を開かせなかったのは「かえって芸人を傷つけると考えた」などと釈明し、「結果として本人たちに辛い思いをさせた」と謝罪した。

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会見する岡本昭彦社長
AYA IKUTA

■「連帯責任でクビ」

宮迫博之さんと田村亮さんは7月20日、吉本興業を通さずに記者会見を行い、その中で、反社会勢力と関わりを持ったことについて、会見を開く意思を吉本側に伝えていたにも関わらず、拒否されたことを明かしていた。

その際、宮迫さんは、岡本社長が田村さんに対し「やってもええけど、全員連帯責任でクビにするからな」と反対されたと証言していた

■発言への言及はなし

岡本社長は会見で、記者会見を開かせなかった理由について「事実関係が十分明らかになっておらず、芸人たちの意思が定まらない状態で会見を行うことは、かえって芸人を傷つけると考えた」と釈明した。

しかし、結果的に宮迫さんと田村さんが会見したことについて「一日も早く説明を謝罪をしたい芸人との間で、正しい意思疎通ができず、結果として本人たちに辛い思いをさせてしまった。申し訳ございませんでした」と謝罪。

その上で「タレントが、最高のパフォーマンスをできるよう我々が環境をつくらなければならないことに関しては、一度もぶれたことはないと思っています。しかしその思いが本人たちに伝わっていなかったということは、私の一番の反省点であり、不徳のいたすところです」とした。

冒頭の岡本社長の説明部分では、宮迫さんがあったとした「連帯責任でクビにするからな」という発言についての言及はなかった