みずほ銀行の利用者にとって、長かった1年が終わりを告げる。
幾たびも気を揉んできたATM・オンラインサービスの臨時休止が、7月13日から始まるこの3連休で最終回を迎えるからだ。
公式サイトによると、最後の臨時休止は、7月13日(土)午前0時から16日(火)の午前8時まで。
このオンラインサービス休止は、新システムへの移行作業に伴って、2018年6月から実施され、今回で9回目。
みずほ銀行のシステム移行は2月に完了しており、今回はみずほ信託銀行のシステム移行が7月16日に実行される。
毎回、休止前にお金を引き出し忘れた『みずほ難民』を生み出してきた。
これまでと同様に、みずほ銀行だけでなく、他の金融機関やコンビニを含む全てのATMで、みずほ銀行のキャッシュカードが利用できなくなる。あらかじめ現金の引き出しを済ませておくなど、注意が必要だ。
みずほダイレクトなど、全てのオンラインサービスが利用できなくなる。
何度も利用者を煩わせてきたサービスの臨時休止だが、「みずほ難民」という言葉が生まれたり、その様子を洋画の予告編風にパロディした動画がネット上で話題になったりと、一文化として親しまれてきた。
みずほ銀行の広報担当者に、最終回を迎えることについてコメントを求めたが、「まだ、終わってません。安全にしっかり移行することを心がけたい」と油断を見せなかった。
ATMの臨時休止はこれで最後?
広報担当者に念を押すと、「50年、100年単位で見ればなんとも言えませんが...」と前置きしていたが、「安心して利用してもらいたい」とのことだった。