山道を自動車で暴走したとして、埼玉県警交通捜査課と秩父署は7月8日、道路交通法違反(安全運転義務)の疑いで埼玉県東松山市に住む男性会社員(43)ら男4人を熊谷区検に書類送検した。
県警によると、4人の書類送検容疑は5月4日午後11時50分ごろ、急こう配のある下り坂の皆野町三沢の町道で、共謀して爆音を出しながら故意に車を横滑りさせる「ドリフト走行」をするなど、他人に危害を及ぼすような速度と方法で運転したとしている。
県警などによると、いずれも容疑を認めており、カローラレビンを運転した21歳の男は、峠道を爆走する走り屋の若者を描いた漫画「『頭文字D(イニシャルD)』に憧れていた」などと供述しているという。
埼玉新聞によると、43歳の3人は、高校の同級生で、残りの1人は3人のうち1人の息子(21)だった。
ちなみに、そのほかの車種は頭文字Dの主人公・藤原拓海が乗る「ハチロク」こと「トヨタ・スプリンタートレノAE86(4代目カローラレビン)」ではなく軽トラックとワゴン車だった。