スペイン・バルセロナにある著名な観光地、サグラダ・ファミリア教会。
世界文化遺産の『アントニ・ガウディの作品群』に含まれる同教会に、ようやく建築を認める認可が降りた。同教会が公式ブログで、6月7日に明らかにした。
建築開始からは137年もの年月が経っており、ツイッターなどでは、「そもそも、許可おりていなかったの?」「無許可知らなかった...」など、様々な反応があった。
サグラダファミリア教会の公式サイトによると、同教会は1882年に建築が始まり、未だに完成していないが、建築家のアントニ・ガウディの没後100年にあたる2026年の工事完了が期待されている。
BBCによれば、サグラダ・ファミリア教会は7日、2026年までの建築の免許が与えられた。
しかし、なぜ同教会に以前から建築許可を得られていなかったのかについては、明らかになっていない。
同協会は2018年、130年以上に渡り、許可なく建築を続けてきたことへのペナルティーとして、市当局に4100万ドルを支払うことに合意していた。
毎年約450万人がサグラダ・ファミリアを訪れ、さらに2000万人が同教会を観ることを目的に、この地域を訪れている。
またABCによると、このたび同教会の保存や工事を担う委員会が、市側に460万ユーロを支払うことで、市が建築を許可したことを明らかにした。
当局者の一人であるジャネット・サンスさんは、「我々の街にとって、歴史的な観点でも極めて異例なことだ」と述べ、市側と、まだ完成していない教会の建築を認可する合意について言及していた。