『カメラを止めるな』上田慎一郎監督の最新作『イソップの思うツボ』8月公開へ

これまで明かされていなかったキャスト陣についても、一挙10人の出演が発表になった。
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『イソップの思うツボ』に出演するキャスト陣
提供写真

上田慎一郎監督の最新作『イソップの思うツボ』キャスト10人発表 ヒロイン3人は意味深な動物の名字が入る

 動員数220万人以上、興行収入31億円を突破した映画『カメラを止めるな!』で長編作デビューを果たした上田慎一郎監督によるオリジナル脚本&トリプル監督作品『イソップの思うツボ』の公開が8月16日に決定。さらに、これまで明かされていなかったキャスト陣についても、一挙10人の出演が発表になった。 

 『カメ止め』は、17年11月に都内で6日間限定で公開され、18年6月から2館で単独劇場公開を開始。3月1日に行われた『第42回日本アカデミー賞』では上田監督が最優秀編集賞に輝いた。今作は、『カメ止め』で助監督を担当した中泉裕矢氏、スチールを担当した浅沼直也氏が監督と共同脚本を担い、埼玉県川口市にある映像関連産業を核とした、次世代産業の導入・集積を測る施設の「彩の国ビジュアルプラザ」による支援を受け製作を行った。 

 フジテレビ系木曜劇場『ストロベリーナイト・サーガ』でロイ-RoE-が歌うオープニングテーマソング「VIOLATION*」のMVに出演している新進気鋭の女優・石川瑠華。ゼクシィの11代目CMガールを務め、今春公開された映画『4月の君、スピカ。』に出演した井桁弘恵。俳優の貴山侑哉、漫画家の内田春菊を両親に持つ紅甘(ぐあま)の3人がヒロインを担う。 

 カメだけが友達の内気な大学生・亀田美羽を演じる石川は「それぞれの監督の色もあるので、どう混ざり合うのか想像出来なかったんですが、完成した作品を観るとその色の混ざり合いがとても魅力的になっていました」とコメント。タレント家族の娘で、美羽の同級生・兎草早織を演じる井桁は「ついていくのに必死でしたが、カットがかかるたびにキャストの方々含めみんなで意見を出し、話し合いながら作品を作りあげていく時間はとても幸せでした」と出演に喜び。父と二人で復讐代行屋を営む少女・戌井小柚を演じる紅甘は「だんご3兄弟のような監督3人が放つ、少年的なまぶしさが忘れられません。とにかく楽しい、カオスな修学旅行みたいな現場でした」と話している。 

 そのほかのキャストでは、小柚の父・戌井連太郎を斉藤陽一郎、兎草家のマネージャー・田上を藤田健彦、美羽と早織の大学の臨時講師・八木圭佑を高橋雄祐、織の父・兎草信司を桐生コウジ、謎の男・近藤を川瀬陽太、美羽の母・亀田美紗子を渡辺真起子、早織の母・兎草裕子を佐伯日菜子が演じる。 

 ヒロインの3人の名字には「亀」「兎」「戌」と動物の名前が入っており、ストーリーとの関係性にも期待が高まる。甘く切ない青春映画ではない、誘拐、裏切り、復讐など化けの皮がはがされていく。

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