2日連続の”奇跡”に、サッカーファンのみならず、選手も驚いた。
5月9日早朝(日本時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準決勝セカンドレグで、トッテナムがアヤックスに3-2で勝利した。ファーストレグを含めた2試合の合計スコアは3−3となったが、トッテナムがアウェーゴール数で上回り、CL決勝進出を決めた。CL決勝に進出するのは、クラブ創設史上初だ。
試合は前半5分、アヤックスの19歳の主将、DFマタイス・デ・リフトがヘディングを決めて先制。その後35分にもアヤックスが追加点を決め、試合を優位に進めていた。
しかし、後半に入って流れは一転。55分にトッテナムのMFルーカス・モウラがまず1点を返すと、それからわずか4分後の59分と後半アディショナルタイムにもモウラが得点を決め、3-2で試合に勝利した。
モウラはハットトリックを達成し、アウェーゴールの合計数の差でトッテナムが欧州CL決勝進出を決めた。
同じく欧州CL準決勝では、前日7日、チームの主力を欠いていたリヴァプールが、ホームでバルセロナに大逆転勝利し決勝進出を決め、サッカーファンからは「アンフィールドの奇跡」と評されていた。
2日連続で起きた奇跡に、トルコのガラタサライに所属する長友佑都選手はtwitterを更新し、コメントを寄せた。
長友選手は、「チャンピオンズリーグって何なん?ドラマありすぎ。2日連続でやばい試合見たわ。フットボールさん怖いよ。苦笑」とツイート。
”やばい試合”と評して、劇的な展開について振り返った。
欧州CL決勝は6月1日、スペインのワンダ・メトロポリターノで、トッテナムとリヴァプールが対戦する。
11年ぶりとなるプレミアリーグ同士の対戦に、今から胸が高まる。