イスラエルのプロサッカーリーグで、蹴りそこねたPKが生んだ劇的なゴールが取り消しになる事態が起きた。
スカイスポーツによると、珍事が起きたのは、4月24日にあったブネイ・イェフダとマッカビ・テルアビブのプレイオフの一戦。
両チーム無得点の場面で、敵地に乗り込んだマッカビにペナルティキックが与えられ、絶好の得点チャンスが訪れた。
しかし、キッカーの選手は足を取られたのか、ボールを蹴りそこない、左真横に飛んでいってしまった。 その一部始終をとらえた動画を、オランダの公共放送「NOS」がTwitterに投稿している。
ところが、それが予期せぬ絶好のパスとなった。走り込んだ味方選手がシュートを押し込み、ゴールを決めたのだ。
ゴールを祝福するマッカビだったが、喜びもつかの間。 審判は、すぐさまビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)判定を要求し、ゴールは取り消しになった。キッカーの選手が、足を取られた際にボールを2度触っていたからだ。
日本サッカー協会(JFA)が公開しているサッカー競技規則の第14条には、ペナルティキックの際に「他の競技者がボールに触れるまで、キッカーは再びボールをプレーしてはならない」と定めている。
ゴールは幻となったが、試合はその後にマッカビが2得点をあげ、2-0で勝利した。