4月20日にNGT48メンバーの山口真帆さんがグループからの“卒業”を発表した件を受け、翌21日、HKT48のメンバー指原莉乃さんがTwitterで言及した。
指原さんは、今回の事件について運営側とアイドルとして活動するメンバーたちとのコミュニケーションを指摘。
アイドルの抱える不安や不信感についてもつづった。
山口さんは20日の“卒業発表”で、NGT48やHKT48などのグループを統括するAKS社長からのパワハラともとれる発言を明らかにしていた。
山口さんは「事件のことを発信した際、社長には『不起訴になったことで事件じゃないということだ』と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われています」と語っていた。
また、このツイートの前には「信頼できる違う場所で輝けますように」と今後の進路について活躍を願うコメントを投稿していた。
山口真帆さんが101日ぶりにステージにあがるまで。「アイドルをできる居場所はなくなってしまいました」と“卒業”を発表
山口真帆さんは4月20日、劇場の千秋楽公演で101日ぶりにパフォーマンスを披露した。
ただ、この日は彼女の“卒業”発表も行われた。
山口さんはぎっしりとメモを書き込んだ紙を取り出し、声を震わせながら「もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました」と語った。
山口さんは、2018年12月8日、新潟市の自宅マンションに帰宅したところ、見ず知らずの男2人が突然押しかけ、暴行被害を受けたとして新潟県警に被害届を出していた。翌9日には、県警が2人を逮捕。
しかし12月28日、新潟地検は2人を不起訴処分にした。
2019年1月8日になり、山口さんは自身のshowroomで涙を流し、危機的な状況にあることを報告。9日にはTwitterで「帰宅時に男2人に襲われました」と告白し、メンバーの関与も指摘した。
ただ、この事件について1月10日、山口さんは被害者の立場にあったものの、講演で騒動を起こしたとして謝罪。
3月21日には、事件を調査する第三者委員会が報告書を公表。暴行は事実だったと認定しながらも、「事件そのものにNGT48のメンバーが関与した事実はなかった」という内容に、山口さんがTwitterで反論した。
山口さんはツイートで、事件発覚後に劇場で「謝罪」したことについて「(松村匠取締役に)謝罪を要求されました」と訴えた。しかし松村氏は「劇場の謝罪は要求しておりません」と否定。
両者の溝が浮き彫りになっていた。