学生アルバイトの10人に1人が「バイトテロ」を実際に見かけたことがあるーー。
こんな結果が、マクロミルの「バイトテロ」に関するインターネット調査で明らかになった。
2019年3月24〜25日、15歳~29歳の学生アルバイト770人にマクロミルが行なったインターネット調査によると、バイトテロの相当する行為を「見かけたことがある」のは11.9%、「自分自身がしたことがある」という回答も1.6%あった。
バイトテロ行為を禁止するルールやマニュアルの存在について尋ねた項目では、「ある」は34%で、「ない」が31%。「わからない」も35%で、ルールやマニュアルがあっても機能していない可能性も浮かんだ。
調査では、43%が「正社員が不在になる時間帯がある」と答えており、アルバイト中に個人の携帯電話を操作することが許されていないのに操作しているアルバイトが15%存在することも分かった。
バイトテロとは…
飲食店などでアルバイト店員が悪ふざけする動画を公開して炎上する現象が「バイトテロ」と呼ばれている。企業の株価が暴落したり、休業に追い込まれたりするケースも発生している。
最近では回転寿司チェーン「くら寿司」の厨房で、アルバイト学生が魚の切り身をわざとゴミ箱に捨て、再びそれを調理するような動画がSNSで大炎上。
従業員が商品のプリンを口に入れたり、ズボンを脱いだりする動画で炎上した大戸屋でも、従業員の再教育のために一斉休業していた。