保護施設の動物を「州公認のペット」にする法案が、オハイオ州で可決

保護施設には、新しい家を探しているペットがたくさんいます

アメリカ・オハイオ州で3月20日、州の動物保護施設で引き取られた全ての動物を「州公認のペットにする」 法案が可決された

法律の目的は、保護施設で暮らす動物のことを知ってもらい、社会の関心を高めることだ。

動物保護団体「ヒューメイン・ソサイエティー」は、「今回の決定は、保護施設の動物たち、そしてオハイオ州全域の保護施設に対する関心を高める助けとなる」と喜びの声を発表した。

同団体によると、すでに、コロラド州カリフォルニア州ジョージア州イリノイ州テネシー州で、同種の法律が可決されており、テキサス州とオレゴン州も導入を検討している。

アメリカでは年間650万頭の動物が保護施設に持ち込まれているという。そのうち150万頭が安楽死させられ、350万頭が家庭に引き取られている。

日本では平成29年度に10万648頭の犬猫が施設に引き取られ、4万3216頭が殺処分、5万6922頭が返還・譲渡された。

ヒューメイン・ソサイエティーは、ペットを飼う時には、保護施設で探そうと呼びかけるプロジェクトを立ち上げている。

「動物保護施設や動物救助施設には、新しい家族を探している、素晴らしいペットがいます」と同団体は訴える