大逆転なるかーー。
さいたまスーパーアリーナで開かれているフィギュアスケートの世界選手権は3月23日、午後5時半から男子フリーが行われる。
故障からの復帰戦に臨む羽生結弦選手と首位のネイサン・チェン選手の差は12.53点。羽生選手が完璧に滑れば、逆転は難しいが不可能ではない。
大歓声で王者を迎えた21日の男子ショートプログラム(SP)。
4カ月ぶりの実戦復帰となったショートプログラムの演技を3位で終えた後、羽生選手は「この悔しさは明後日に取っておく」と語った。
上位2人のアメリカ勢が完璧な演技で魅せたのに対し、羽生選手は冒頭の4回転ジャンプが2回転になり、得点が入らないミス。それでも3位につけている。
「潔く逃げた」と語った宇野昌磨選手は、SPで冒頭の4回転フリップで転倒するも、続く4回転-3回転トーループを4回転-2回転に変更する安全策をとった。「勝ちにこだわった」という言葉通り、フリーでは思い切った攻めの演技が期待される。
宇野選手と羽生選手は最終グループで登場する。注目の戦いは、午後6時半からフジテレビ系で放送予定。
主な滑走順と時間は次の通り。
<最終グループ>
19 午後8時38分 ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)
20 午後8時46分 宇野昌磨(日本)
21 午後8時54分 マッテオ・リッツォ(イタリア)
22 午後9時2分 羽生結弦(日本)
23 午後9時10分 ネイサン・チェン(アメリカ)
24 午後9時18分 ジェイソン・ブラウン(アメリカ)