「翔んで埼玉」と浦和レッズ 奇跡のコラボが生んだもの

埼玉には何もないだと? 否、我々にはレッズがある!!!!
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天皇杯優勝を決め、表彰式で歓喜する浦和レッズ(2018年12月9日、埼玉スタジアム)
時事通信社

「埼玉には何もないだと?……否、我々には誇りがある!!」

言わずと知れた、大ヒット中の映画「翔んで埼玉」のGACKT演ずる麻実麗様の決め台詞だ。

でも、埼玉にはあるはずだ。「PRIDE OF URAWA」、日本一熱い「浦和レッズ」が━━。

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東映「翔んで埼玉」より

”そこらへんの草”味ポップコーン

「埼玉」VS「東京」。プライドをかけた、もう一つの戦いがある。

サッカーJ1浦和レッズは、3月30日のFC東京戦で、映画とコラボした「『翔んで埼玉』シート」を発売中だ。

「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」という映画の迷セリフにちなみ、”そこらへんの草”味ポップコーンが企画シートの特典となっている。

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「翔んで埼玉」公開記念 "そこらへんの草"味ポップコーン 浦和レッズver.
浦和レッズHP

今映画化するから実現した「奇跡」のコラボ

「翔んで埼玉」は漫画家の魔夜峰央氏が1982〜83年に連載した同名の漫画が原作。当然、1993年に開幕したサッカーJリーグ「浦和レッズ」については触れられていない。

だが、映画にはちらほらとレッズへのオマージュが登場する。

埼玉と千葉の決戦、埼玉ののぼりや旗の色は、レッズのチームカラーでもある「赤」。映画のとあるシーンには、レッズのフラッグも登場する。サッカー日本代表の槙野智章選手(浦和レッズ所属)も、「埼玉ポーズ」で出演している。

ある意味、「翔んで埼玉」と「浦和レッズ」は、奇跡のコラボだ。そして、この奇跡のコラボレーションはまだまだ続く。

「みんなは、埼玉ポーズを知ってるかな??」

槙野選手は2月27日、こんなメッセージを添えて、元日本代表GKの西川周作選手らとともに「埼玉ポーズ」をInstagramに投稿している。

かつて「Jのお荷物」と揶揄された浦和レッズは、今や名実ともに強豪へと成長した。

世界で名前を知られた小野伸二選手(現在はコンサドーレ札幌)、原口元気選手(ドイツ・ハノーファー96)、そして日本代表不動のキャプテンである長谷部誠選手(フランクフルト)もプロサッカー選手としてのキャリアの土台はレッズにある。

「世界埼玉化計画」は着々と進行しつつある。

3月2日は浦和レッズのホーム開幕戦。コンサドーレ札幌との一戦を前に、槙野選手は「俺たちの戦いにも注目だぁ!!!」とInstagramに投稿した。 

コンサドーレ戦、そしてFC東京戦。きっと見ることができるはずだ。ゴールを決めた選手たちの渾身の「埼玉ポーズ」を……