サッカー界屈指の強豪が、この夏、日本に初来日する。
イギリス・プレミアリーグ1部のマンチェスター・シティは2月27日、日産スタジアムでサッカーJ1の横浜・F・マリノスと7月27日に親善試合を行うことを公式サイトで明らかにした。
発表を見たサッカーファンからは「観にいくしかない」「来日はアツい」などと、インターネット上で早くも期待の声が上がっている。
この親善試合は、マンチェスター・シティのプレシーズンツアー「Tour 2019 presented by Visit Abu Dhabi」として行われ、横浜・F・マリノスが、2014年より、マンチェスター・シティも所属する「シティ・フットボール・グループ」の一員であったことで今回の対戦が実現した。
(※シティ・フットボール・グループは、マンチェスター・シティ、ニューヨーク・シティFC、メルボルン・シティFC、横浜F・マリノス、CAトルケ、ジローナFC、四川九牛FCの計7チーム)
マンチェスターシティの最高執行責任者のオマール・ベラーダさんと横浜・F・マリノス代表取締役社長の黒沢良二さんは、横浜・F・マリノスの公式サイトにそれぞれコメントを発表した。
それぞれのコメントは、以下の通り。
マンチェスター・シティCOO オマール・ベラーダさん
このたび、日本ツアーをお知らせ出来ることを嬉しく思います。また、日本にいる熱烈なファンの皆様の前でプレーできることを心から楽しみにしております。
この試合の開催は、同じシティ・フットボール・グループ(CFG)のマンチェスター・シティFCと横浜F・マリノスが共に試合をするということで、CFGにとっても特別な出来事であります。
また、ペップ監督率いるマンチェスター・シティFCにとっても、この試合は来る2019-2020シーズンに向けた良い準備のひとつとなることでしょう。
横浜マリノス株式会社 代表取締役社長 黒澤良二さん
この夏、横浜F・マリノスが、世界屈指のプレミアリーグ王者、マンチェスター・シティFCと対戦することになりましたことを皆様にお伝えでき、心より嬉しく思っております。
シティ・フットボール・グループの仲間でもあるマンチェスター・シティFCと日産スタジアムで対戦できることを大変光栄に思います。
今シーズンもプレミア連覇をかけて戦かっており、UEFAチャンピオンズリーグも含め好調を維持するシティと、勇猛果敢なアタッキング・フットボールを掲げる我らがF・マリノスの対戦を、サポーターの皆様をはじめ、多くのサッカーファンの方々にお楽しみいただければ幸いです。
■マンチェスター・シティとは? 注目選手は?
正式名称は、マンチェスター・シティFC。1880年にSt Mark’s West Gorton として設立され、イングランド・プレミアリーグに所属する。1894年にマンチェスター・シティFCとなり、3度のプレミアリーグ優勝(2012, 2014, 2018各シーズン)を含むリーグ優勝5回、FAカップ優勝5回など、輝かしい実績を誇る。(マンチェスター・シティ公式サイトより)
イギリス・マンチェスターには2つのクラブが存在するが、1878年に結成されたマンチェスター・ユナイテッドはマンチェスター・シティにとってライバルチームにあたる。日本の香川真司選手も2012-15年シーズンにユナイテッドでプレーした。
両チームが激突する試合は「マンチェスター・ダービー」と呼ばれ、盛り上がりを見せる。次回は4月25日にユナイテッドの本拠地・オールド・トラッドフォードで試合が行われる。
マンチェスター・シティの注目選手の1人は、アルゼンチン代表のFW・セルヒオ・アグエロだ。2011年シーズンよりマンチェスター・シティでプレー。プレミアリーグでは230試合に出場し、161得点。
今シーズン、プレミアリーグ連覇を目指しているマンチェスター・シティ。現在はリヴァプールに次いでリーグ2位につけている。(第28節終了時点)
リーグ連覇を果たしての来日となるのだろうか。