アメリカ・オハイオ州で11月15日、死刑執行中に執行がキャンセルになった。理由は、死刑囚の静脈が見つけられなかったという驚きの内容だ。NBCニュースなどが報じた。
この日、刑が執行される予定だったのは、69歳のアルバ・キャンベル死刑囚。武装強盗や殺人などの罪で、薬物注射による薬殺刑となることが決まっていた。
しかしこの日、執行担当者は死刑囚に静脈注射をすることができなかった。執行時間から約25分に渡って、死刑囚の腕と脚の静脈を探したが、見つけられなかったのだ。
医師らによると、キャンベル死刑囚は喫煙習慣のため、肺に疾患があるという。キャンベル死刑囚は他にも、喘息、心臓などに複数の疾患があるとして、銃殺での執行を求めていた。
死刑執行中に、執行が中断されるのはアメリカ史上3回目。キャンベル死刑囚の刑執行は、2019年に延期された。