幸せな人たちが毎日欠かさない11の習慣

彼らには、毎日欠かさない習慣がある。
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私たちはみな、人生で目指すことも違うし、価値観や信条、経験なども全く違うだろう。そのなかで、ひとつ共通することがあるとすれば、幸せになりたいと願う気持ちではないだろうか。しかし多くの場合、幸せは、実現しうる現実というより、妙にリアルな夢のようなものではないだろうか。

私たちが考えたり、言ったり、行動したりすることのすべては、幸せになるためといっても過言ではない。新しい仕事に就くのは、もっと幸せになれると思うから。新しい車を買うのも、きっとそこに(新しい)幸せがあると思うからだ。結婚し、子どもを産み、遠いどこかに旅行するのは、私たちの追い求める幸せがきっとそこにあると思うからだ。

でもなぜか、どんなことをしても、幸せに手が届かないと思えることがある。素晴らしい高揚感は一時のもので、長くは続かないようだ。たったいままで手の中にあったのに、次の瞬間にはなくなってしまう。やっと手に入れたと思った次の瞬間には、幸せは手の届かないどこかに失われてしまうのだ。

では、いつも幸せそうな人たちは、どうしてあんな風に幸せそうでいられるのだろう? 私たちが知らない秘訣があるのだろうか。もしかしたら、大きな秘密を解明したのだろうか。それとも、変な薬でも発見したのではないだろうか。

私たちが、幸せというかたちのないものを果てしなく追い求める続ける一方で、あの人たちはどんなことがあっても幸せだ。一体どのしたらいいのだろうか。もしかしたら、もう少し視野を広げてみると答えは意外に単純明快かもしれない。最高に幸せな人たちには、ある毎日の習慣があったのだ。

彼らには、毎日欠かさない習慣がある。

実際に、幸せな人たちは、自分自身を幸せな状態に保つために、とても大切な11の習慣を毎日行っている。この11の習慣は一夜で作られるものではない。長く続けてこそ意味があるのだ。だから、幸せになりたいなら、その習慣を取り入れてみるのはどうだろう。

これらの習慣を90〜180日ほど続けることができたら、自然と幸せを感じられるようになる。手が届かないと思っていたものを、手に入れることができるのだ。

■1.笑顔でいる

幸せな人は、理由がなくてもいつも笑顔だ。笑顔は心の状態を表すもののひとつだが、それ以上の意味を持つ。身に付いた意識なのだ。大切なのことは、物理的に変わるだけで、心まで変わることだ。

笑顔でいることは幸せな心の状態を育み、幸せな心の状態は笑顔でいたいという欲求を育む。これは、2002年に発表された研究の中で、鉛筆を口にくわえて口角を上げて、笑顔の状態にしたままアニメ番組を観る実験によって証明されている。

笑顔を作っていた人たちは、そうでない人たちと比べ、アニメの面白い場面やユーモアたっぷりの場面をより愉快に感じ、悪い場面でもあまりネガティブな気持ちにならないことがわかった。これは物理的に、ある表情をしているとき、その表情を浮かべるときに、心の中で(その表情と)最も似た感情を呼び起こすことが確かになったということだ。

■2.関係性を築き、育む

幸せな人たちは、一方的で、自分たちにとって利益になるものばかりでなくても、まわりの人との関係性を大切する。お互いにとって実りの多い関係性を築くために努力を惜しまず、今ある人との関係性を深めるだけでなく、新しい人たちとの関係性も築こうとする。

幸せな人たちは、心から幸せになるために、自分のことを考えるだけではだめなことをわかっている。相手のことを考えなければ幸せにはなれない。お互いのことを認め合い、分かち合うことはそういうこと。自分の意識が自分からまわりの人に移ることで、心は満たされない状態から、豊かでおおらかな状態へと変化する。

これは潜在意識において、生きるのに足りるものに恵まれていると、まわりの人をできる限り助けたいと思うからだ。これによって、心は幸せな状態になり、与える姿勢を持つ人生の基盤ができていくのだ。

■3.価値を創る

幸せな人たちは、長期的なものの見方をする。今与えられた仕事を通して、価値を創りだそうとする。近道をするのではなく、必要が無いと思われるようなところでも手を抜かない。給料をもらっている以上の価値を創りだそうと努力を惜しまないのだ。

これは雇う側にも、雇われる側にも当てはまる。幸せな労働者は努力を惜しまず、全力でまっとうする。与えられた時間で、それ以上の価値を生み出すのだ。雇う側は、人々のニーズを満たし、課題解決につながる、よりよい商品やサービスを提供することにより価値を提供する。

■4.健康的な食生活

当たり前のことだが、私たちの身体は食べたものでできている。これは、全くもって真理だ。その日食べたものによって、だるく疲れたように感じると、1日を活き活きと過ごすことは難しい。

対照的に、幸せな人たちはエネルギー豊富で、新鮮で、栄養価の高い食べ物を食べる。胃を加工食品やファストフードで満たすのではなく、より自然でオーガニックな食品を選ぶのだ。

■5.今を生きる

過去に起こったことや、まだ見ぬ未来への不安ばかりを考えて、1日を過ごしていたら幸せにはなれない。幸せな人たちは、今を生きる。今、ここに存在しているのだ。それは、過去に起こったことや未来を一切忘れてしまうということではない。でも、今という時間を大切にすることが、心穏やかでいられることにつながっていると彼らはわかっているのだ。

うまくいかないことは、きっと常にある。実際、うまくいかないことがあるということは、生きているということでもある。でも、今という時を生きることは、どんな問題よりも大切だ。公園を散歩したり、瞑想をしたりして、本当に見て聞いて嗅いでみることで、もっと長期的な幸せを感じられる心や感性を養うことができるはず。

■6.目標を立てる

幸せな人たちは、今を生きる一方で、将来に向けて目標を立てる。目標があることで、どの方向に向かっていけばいいかわかるようになるからだ。そうすることで、人生で成し遂げたいことを、希望と大志をもって夢中になることができる。目を背けず、前に進むことができるのだ。

でも、長期的過ぎる目標は立てない。1日1日の目標を立て、ひとつずつ着実にこなすことで、一歩ずつ心の充足を得ることができる。そうすれば、毎日、その日の成功を噛みしめることができるから。

■7.責任を持つ

幸せな人たちは責任を持つ。自分の行動に責任を持っているから、正しいことをしようとする。ズルをして勝とうなんて思わない。努力をするし、もしも失敗してしまっても、きちんと理由と一緒にまわりに伝えようとする。

行動に一貫性があるから、隠すための嘘をついたり、それがバレたりしないか心配したりするストレスが無い。他の人を裏切ったり貶めたりする際のストレスは、幸せになれる可能性を蝕んでしまう。

■8.笑う

笑うことは、魂を満たす。幸せな人たちは、自分の行動に責任は持つけれど、いつも生真面目なわけではない。人生の辛い時でさえも、きっといいことがまたやってくると知っている。

でも笑うことは、感情以上の意味を持っている。身体や心の健康に大きな影響を及ぼすのだ。笑うと、ドーパミンやセロトニンなどの幸せホルモンが分泌され、ストレスが軽減される。これにより、消化や再生機能などが活性化されることがわかっている。

■9.冒険する

幸せな人たちは冒険をしたがるものだ。自分にとって居心地の良い場所を離れ、未知に飛び込んでいくときこそ、素晴らしい体験ができると知っているからだ。それは旅行に限ったことではなく、新しい人に出会ったり、異なる文化の目を通して人生を体験してみたりして、新しいことを探求し、発見することだ。

それは、豪華でおしゃれな旅行にたくさんお金をかけることとは違う。人生のスリルを、様々なかたちで味わうことだ。いつもとは違う晩ごはんを楽しんだり、仕事からの帰り道に、いつもと違うところを通ってみたりすることだ。自分を枠に押し込めて生きるのではなく、新しい冒険をしてみたいという姿勢が大切なのだ。

■10.ポジティブに考える

人生は、自分が考えていることばかり写しだしてしまう。そういう意味では、カメラのレンズに似ているかもしれない。うまくいかないことばかりを考えると、うまくいかないことがもっと見え始める。そんな考えはどんどん膨らみ、心を支配してしまう。

でも、ポジティブに考えると、うまくいかないことやネガティブなことでさえも乗り越えることができる。今、ここで起きていることをちゃんと理解できるようになる。実際、ポジティブであることは、幸せになるために必要な基礎であり、それ以上に、今を生きるために大切なことなのだ。

■11.変化を受け入れる

変化を好まない人もいる。これまで人生で築いてきたものを変えたくない人たちがいるが、幸せな人たちは、変化を受け入れることの価値を知っている。

確かなものを受け入れるだけでなく、不確かなものも受け入れること。人生の大きな変化を前に怖気づいたりしない。変化を受け入れることで、幸せな人たちは人生の素晴らしさも同時に受け入れる。

すべてのことは時間とともに変わっていくことを知っているから、変化を受け入れることを怖がらない。それは新しい仕事を探したり、別の町に引っ越したり、結婚したり、子どもを産んだりすることかもしれない。幸せな人たちは、どんな変化でも受け入れるんだ。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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