マーベル・円谷プロがコラボを発表 ウルトラマンの新作コミック出版へ
米コミック出版社大手のマーベル・エンターテイメント(本社:ニューヨーク)は23日、円谷プロダクションとのコラボレーションにより、新たなウルトラマンの物語を描いたコミックを2020年に出版することを発表した。千葉・幕張メッセで開催中の『東京コミコン2019』(11月22日~24日)で明らかになった。
「ウルトラマンシリーズ」は、1966年『ウルトラQ』『ウルトラマン』に始まり、最新作『ウルトラマンタイガ』まで半世紀以上にわたって続く特撮SFシリーズ。テレビ番組や映画のほか、漫画やアニメ、玩具などの形でも語り継がれ、いまや三世代に愛されるブランドとなり、その人気は海外にも及んでいる。
今回、すべての始まりであり、象徴としてリスペクトされている昭和第1期のウルトラシリーズを、マーベルがアートとストーリーを通じて新たに展開する。
マーベル・コミックス編集長のC.B.セブルスキーは「世界でもっとも人気のあるフランチャイズの一つとして、ウルトラマンは今日のポップカルチャー界で一番情熱的とも言えるファン層を築いてきました。(今回のプロジェクトを通じて)さらに多くのファンへ新たな物語をお届けすることをとても楽しみにしています。マーベルと同様に、ウルトラマンは現実世界を舞台とした壮大な物語を通じて、世代を超え、ファンの心をとりこにしてきました。そして、それはもはや定番としてテレビ番組、映画、玩具、ゲーム、コミックやその他いろいろな形で愛されています。来年、ウルトラマンの新たな章をお見せできることにとてもわくわくしています」と、コメントを発表。
円谷プロダクション代表取締役会長兼CEOの塚越隆行氏も「このたび、80年以上にわたり世界中のファンに愛されている魅力的なキャラクターやストーリーを生み出し、長くエンターテインメント業界を牽引されているマーベルとの取り組みを発表できることを大変うれしく思います」と、マーベルとのコラボレーションを歓迎。
「マーベルとウルトラマンの新たなストーリーを開発し、世界中のマーベルファン、ウルトラマンファン双方にお届けできることを、私自身とてもワクワクしています。ぜひご期待ください」と、述べている。ストーリーや制作チームの詳細は後日、発表される。
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