石原さとみさんが語った聖火ランナーへの思い。人生の転機となった長崎で「一歩一歩走りたい」

「応募動機の400字詰めの文章が、思いがこもりすぎた結果1500字になってしまった」
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石原さとみさん 東京2020聖火リレー公式アンバサダー
時事通信社

石原さとみ、聖火ランナーで走る長崎は「人生の転機となった場所」 1500字かけ応募動機の原稿

女優の石原さとみが16日、都内で行われた『東京2020聖火リレー公式アンバサダー学校訪問イベント』に出席。聖火ランナーとして5月8日に長崎を走る石原が、約800人の児童を前にその決意を熱く語った。


石原にとって長崎は自身の人生の“転機”となった思い出の地という。「被爆者の方とお会いして、戦争の体験をたくさん聞いた。その悲惨さに言葉が出なくて『なんて自分は無力なんだろう』とすごく考えた」と苦悩していたことを吐露。数年後、プライベートで長崎を訪ねた際、「(その方が)会った瞬間に泣いて喜んでくださった。写真とかお手紙を枕元に大切に置いてくださっていて、『自分の宝物なんだ。生きていて良かった』って言ってくれた。それで『私は誰かの心を少しでも明るくさせられるような、励ませるような人になりたい』と決意した」と明かした。

それまでは自身がどう生きていくか定まっていなかったが、「何のために生きていくのか定まった場所が長崎。被爆者の方や世界の皆さんの平和を思う気持ちを受け止めながら一歩一歩走れたらなと思います」と力強く語った。

また聖火ランナーへの思いは相当強いそうで、「応募動機の400字詰めの文章を一生懸命考えていたが、思いがこもりすぎた結果1500字になってしまった。400字にするのはすごい大変だった」と振り返り、苦笑していた。

イベントは児童たちに聖火リレーの意義や目的を学んでもらうことが狙い。石原のほか、同じく聖火リレーを走るパラリンピアンの田口亜希選手も出席した。

イベントでは聖火リレーにまつわる3択クイズを出題。石原が「聖火リレーのトーチは何がモチーフになっているでしょう?」などと問題を読み上げると、児童らは手を上げて「桜!」と元気よく答えていた。そのほか、質疑応答で児童らの悩みに答えるなどして交流を重ねた。

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