今年も残すところ10日あまり。例年、年末年始は休業になる店やサービスも多いが、今回の年末年始は金融機関のATMについても、一部の取引ができないことがあり、注意が必要だ。
全国銀行協会によると、2019年12月31日から2020年1月1日までの間、各金融機関をつなぐATMネットワークシステムのメンテナンスがある。この影響で期間中、ATMが営業中であっても、口座を持つ銀行とは別の銀行のATMなど、他の金融機関のATMで現金の引き出しや預け入れができなくなるという。
口座を持つ銀行のATMを使う場合は、問題なく取引ができる。ゆうちょ銀行やコンビニのATMは、提携している金融機関であれば利用できる場合がある。
他の銀行の口座への振り込みは、ATMでもネットバンキングでも利用できるが、普段は必要ない「取引人口座名義」の入力も必要になるという。
2019年は消費増税にともなって導入された、キャッシュレス決済のポイント還元制度の影響もあり、キャッシュレス化が進んだ1年だった。それでも、ある程度の現金を手元においておくと安心というもの。年末年始にハラハラすることがないよう、注意が必要だ。