ホリエモンのヒトラーTシャツ、ユダヤ人団体が抗議「日本人には教育が必要」

ホリエモンこと堀江貴文氏のヒトラーTシャツ着用に、アメリカのユダヤ人団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が声明を出した。
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ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が、ヒトラー風の肖像が描かれたTシャツを着用してNHKの生放送番組に出演したことを受け、アメリカのユダヤ人団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が7月13日、「日本人にはナチズムに関する基本的な教育が必要だ」とする声明を発表した。 

同センターのエイブラハム・クーパー副所長は、「ヒトラーは反戦のシンボル? 日本の実業家がヒトラーが描かれたTシャツで日本の公共放送に出演した」と題された声明のなかで、Tシャツのイラストには反戦のメッセージが書かれているとしながらも「実に不快な宣伝行為に他ならない」と批判。「日本の公共放送は謝罪したので、これ以上の謝罪は必要ない。しかし、日本の人々にはナチズムに関する基本的な教育が必要だ」などと述べた。

堀江氏は7月12日放送の「ごごナマ」で、ヒトラーが「No War」と叫んでいるようなイラストのTシャツを着ていた。阿部渉アナウンサーが番組の終盤、「戦争反対を示すNo Warという文字や反戦のマークが入っていました。しかし、『ヒトラーを想起させる』というご意見を頂きました。不快な思いを抱かれた方にはお詫び申し上げます」などと謝罪した。

■過去には「欅坂46」が海外でも批判受ける

ヨーロッパでは、ナチスを肯定するような服装や、ナチス式の敬礼をすることに厳しい目がある。2016年にはアイドルグループ「欅坂46」がナチス・ドイツの制服に酷似している黒い衣装を着ていたことが、海外でも批判された

この時もクーパー氏は、「10代の若者が舞台上で観客に向けてナチス風の衣装で踊るのは、ナチスによる虐殺被害者に、非常な苦痛を与える」などと批判。さらに、「ナチスの被害者の記憶をおとしめ、ネオナチの動きが高まるドイツや他国の若者に誤ったメッセージを送る」と述べていた

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