ロープブリッジ建設の次の時代に入るにあたり、われわれはこう自問する必要がある。「次のロープブリッジは誰が作るべきなのか?」。ETHの研究者たちが答を出した。
彼らの答は、建築研究者のGramizio Kohlerと協同研究したもので、協調して飛ぶロボットたちがフレームの周りにロープを張っていく。1300 kg以上の荷重に耐えられるその橋は、ロボットたちが構造の周囲を飛び回って結び目やパターンを網むことによって作られる。
「構造の両端に必要な固定点を除き、橋は張力要素のみから成り、接続と結束は飛行機械だけで実現されている」と研究者らは書いている。
「橋の組立ては、小さなカスタムクワッドコプターらが受け持ち、飛行ロボットのための研究・演示プラットフォームであるFlying Machineアリーナ上で構築される。アリーナは移動検知システムが備え、ロボットに位置や高度のデータを提供する。アルゴリズムはパソコン上で計算され、専用のワイヤレスシステムを通じて飛行体に送られる。
これは何を意味しているのか? 人が安心して歩ける橋をロボットが簡単に作れるようになったことで、橋作り飛行ロボットクワッドコプターの新時代が始まったという意味だ。同じく楽しそうにメイポールダンスを踊るクワッドコプターもいる。われわれは本当に不思議の国に住んでいる。
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(執筆:John Biggs)
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)
(2015年9月23日 TechCrunch日本版「見よ、ロープを編んで橋を作るこのドローンたちを」より転載)
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