東日本大震災から2年半。震災で亡くなった人のうち、この半年間に新たに身元が確認されたのは18人。依然として114人の身元が分かっておらず、警察は、DNAや似顔絵などを活用して引き続き確認を急いでいる。NHKニュースが報じた。
身元不明者の114人は、今年8月末までに岩手、宮城、福島の3県で検視を終えた1万5813人のうちの0.7%に当たる。
身元の確認方法は、身体的特徴や所持品や歯形による特定が大半を占めるが、最近では、本人が使った歯ブラシやくしなどに残っていた皮膚片や親族から提供を受けたDNAの照合のほか、生前の顔を推定した似顔絵が手がかりになるケースも増えているという。
朝日新聞デジタルによると、9月10日までに東日本大震災後に遺体で見つかった人は、いわゆる震災関連死を除いて、死者は12都道県で1万5883人、行方不明者は6県で2654人、けが人は20都道県で6146人。被災3県の死者は、宮城9537人、岩手4673人、福島1606人となっている。
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