オバマ大統領、ホワイトハウスを去る 「民主主義は、あなたです」

「これで終わりではありません。単なる一時停車です。これはピリオド(終止符)ではありません。これは、これからも続くアメリカをつくる物語のカンマです」

ドナルド・トランプ氏が大統領に就任した1月20日、バラク・オバマ第44代アメリカ大統領が、ホワイトハウスを去った。これまでオバマ一家の軌跡を撮り続けてきた公式フォトグラファーのピート・サウザ氏はこの日、ホワイトハウスの執務室から出るオバマ氏の姿をInstagramにアップした。

オバマ氏は、トランプ大統領の就任式に立ち会ったあと、ヘリコプターに乗り込んだ。

さらば、ホワイトハウス。

オバマ氏は休暇のためにカリフォルニアに向かった。その直前、ホワイトハウス近くのアンドルーズ空軍基地に寄ってスピーチし、自身を支えてきたスタッフを激励した。TIMEによると、そこでオバマ氏は、バラク・オバマの発音が知られていない頃から電話をかけたり訪問したりして支援者が広がったことを振り返り、スタッフらに感謝と、今後の活躍を呼び掛けた。

「私たちの民主主義は建物でもなく、記念碑でもありません。

それは、あなたです。物事をより良くするために喜んで働き、喜んでお互いに耳を傾け、互いに議論しあい、一緒につながり、ドアをノックし、電話をかけ、他の人を尊重する。

これで終わりではありません。これは、単なる一時停車です。これはピリオド(終止符)ではありません。これは、これからも続くアメリカをつくる物語のカンマです」

そして、オバマ大統領は「私は皆さんと、この旅を続けることを楽しみにしています」とスピーチを締めくくった。

「私はあなたに約束します。私はあなたと一緒にここにいます。いいですね?」

Open Image Modal

休暇のために飛行機に乗り込むオバマ前大統領とミシェル夫人

▼「様々な表情を見せるオバマ大統領」画像集が開きます▼

【※】スライドショーが表示されない場合は、こちらへ。

【関連記事】

Open Image Modal

「表に出よう。飛び込め。続けるんだ」これがオバマ大統領退任スピーチ全文だ