レギュラーシーズンが終了、チャンピオンを目指し、激しいプレーオフが行われているアメリカプロバスケットボールのNBA。今シーズンのMVPは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのガード、ステファン・カリーでした。
カリーは「現役最強シューター」と言われる6年目の27歳。3年連続で3ポイントシュート成功数が1位。今季は286本の3ポイントを沈め、自身の持つNBA記録を大きく塗り替え、チームのウェスタン・カンファレンス首位の原動力となりました。
日本ではそれほど知られていない選手だと思いますが、レピュコムが有名人の認知度・人気度を調査している「セレブリティDBI」の結果によると、アメリカでは「認知度」以外、「魅力」「憧れ」「躍進」「スポンサー契約」「影響」「流行を創る」「信頼」の7項目でNBA選手中、最高のスコアを出しています。
例えば、「憧れ(Aspiration)」では、アスリート、俳優、ミュージシャンを含む3600人以上の中で、全米8位のスコアでした。この数字はプロゴルファーのアーノルド・パーマー、俳優のデンゼル・ワシントン、資産家のウォーレン・バフェットなどと並びます。
唯一、30%以下とカリーでNBA選手中の1位でなかった「認知度」ですが、今回の受賞で大きく上昇することが考えられます。ちなみに過去のNBAのMVP受賞選手では、レブロン・ジェームズが全米での認知度が90%、ケヴィン・デュラントが53%、デリック・ローズが42%となっています。
カリーはユニホーム売り上げ数でも、NBA全選手中2位(1位はレブロン・ジェームズ)を記録。また、Facebookの「いいね!」は229万人(調査時、現在は238万人)、Twitterのフォロワーは206万人(現在は212万人)。次世代のスーパースターとして活躍が期待されます。
「認知」「魅力」「憧れ」「躍進」「スポンサー契約」「影響」「流行を創る」「信頼」という8つの指標を分析し、市場価値をスコアにしたものです。
調査はアルゼンチン、オーストリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、ロシア、スペイン、トルコ、イギリス、アメリカの15カ国の16歳から69歳までを対象に実施。合計16億人から構成されるマーケットの意識調査になります。
今回のカリー選手のデータは、その中のアメリカでのデータ結果を元にしています。