大手コーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」が5月23日、47都道府県で唯一の空白地だった鳥取県で開店する。これに合わせ、鳥取県は同日から鳥取をPRする「勝手にスナバキャンペーン」を始める。産経WESTなどが報じた。
キャンペーンは6月30日まで。県内の観光施設の特典ブック「トリパス」を、鳥取砂丘情報館サンドパルとっとり(鳥取市)で提示すると、10万円分の特産品「スナバの幸」(5人)をはじめ、賞品が空くじなしで当たる。
21日には、平井伸治知事が鳥取砂丘で同キャンペーン開始を発表。スタバが鳥取に来れば、自ら考えた“スタバ、スナバ”のキャッチフレーズは「タナあげにします」と笑わせ、「スタバができても、スナバをこれからも愛してほしい」とPRしていた。
(スタバ来てもスナバは消えず 鳥取県が観光キャンペーン - 産経WEST 2015/05/22 09:42)
スタバの鳥取県進出を受け、鳥取1区選出の石破茂・地方創生相は22日の記者会見で「『スタバはないが、スナバ(鳥取砂丘)はある』と、一つの現象を逆手に捉えて情報発信してきた平井伸治知事の発想力に敬意を表する。『いまだけ、ここだけ、あなただけ』という魅力をつくることも、地方創生としては重要だと思う」と話した。
鳥取県は「勝手にスナバキャンペーン」の一環として、鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区新橋1)で5月22~25日、鳥取県発祥のコーヒー店「ラバールコーヒー」のバリスタによるコーヒーを無料サービスする。
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