新型コロナウイルスの対策として、アメリカのスターバックスが少なくとも2週間、店舗を持ち帰り専用にすると発表した。

ソーシャルメディアには、椅子がすべて撤去されていつもとは違うスターバックスの様子などが投稿されている。

「人が集まれないように、スターバックスが椅子を撤去した」

「新型コロナウイルス対策をとったスタバ・アントワープ店。注文できるのは持ち帰りのみ。支払いはカード支払いのみだ。街はゴーストタウンになっている」

■ 積極的な事前対策と説明

3月15日の発表によると、対象になるのは、アメリカ国内とカナダにある同社直営の店舗だ。

ショッピングモールや大学キャンパス内など、大勢の人が集まりやすい場所にある店舗は、一時的にクローズするという。

「社会的な距離を置くようにというCDCと公共保健機関の指示に従い、一時的に一部の店舗をクローズします。そしてアメリカとカナダのほとんどの店舗を持ち帰り専用にします」

取締役副社長のロザン・ウィリアムズ氏はこの対応について、「従業員や顧客や地域を守るための積極的な事前対策」と説明する。

「コミュニティーによって、必要な対応策は大きく違います」

「私たちはCDCや公共保健機関と協力し、責任のある行動を取ることで、建設的な役割を果たしたいと思います。それが、従業員や顧客の利益だと信じています」

発表によると、同社はパティオも含めて店舗内の座席を使えないようにする。

一方で、店舗内のカウンターやドライブスルーでは引き続き注文できるという。