STAP細胞の論文、掲載元の「ネイチャー」も調査開始

イギリスの科学誌「ネイチャー」は2月17日、理化学研究所(理研)の小保方晴子(おぼかた・はるこ)さんらが開発した画期的な万能細胞「STAP細胞」の論文について、再調査を開始したと発表した。
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イギリスの科学誌「ネイチャー」は2月17日、理化学研究所(理研)の小保方晴子(おぼかた・はるこ)さんらが開発した画期的な万能細胞「STAP細胞」の論文について、調査を開始したと発表した。

この論文に対して「別の状況で撮られたはずの二つの画像によく似た点があるほか、画像に手を加えたことを疑わせる不自然な線がある」といった指摘が寄せられたことで、理研が事実関係を調査している。今回、ネイチャーの公式サイトには以下のような記述が掲載された。

ネイチャーの出版グループの広報担当者は「この問題はネイチャーとしても認識しており、現在調査しているところだ」とコメントしている。

( Nature News & Comment「Acid-bath stem-cell study under investigation」2014/02/17)

小保方さんらが発表した論文は、マウスの細胞を酸性の液体に浸すだけで、さまざまな組織や細胞になる能力を持つSTAP細胞を作ることに成功したとするもので、1月29日にネイチャーに掲載。世界で大きな反響を呼んだ。

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