アメリカ中西部ミズーリ州セントルイスの路上で10月8日夜、白人の警察官(32)が、18歳の黒人青年を射殺した。地元メディアによると警察側は9日「青年が最初に発砲し応戦した」と主張した。周辺では9日にかけて数百人規模の抗議デモが起きた。時事ドットコムなどが報じた。
地元警察の説明によると、警官は非番だったが、制服姿を見て青年ら3人が逃げ出したので追跡した。その後、青年が少なくとも3回発砲し、警官が17回発砲した。警官にけがはなかった。
射殺されたのは、高校生のボンデリット・マイヤーズ・ジュニアさん。現場から約20キロ北のファーガソンでは8月9日、丸腰だった黒人青年マイケル・ブラウンさんを白人警官が射殺し、大規模な抗議デモや略奪が起きた。
(時事ドットコム:白人警官、黒人青年を射殺=抗議デモも-米ミズーリ 2014/10/10 07:38)
被害者の母親は「銃は持っていなかった」と反論しており、問題が尾を引く可能性もある。
ファーガソンでは、8月9日の射殺事件の後、抗議行動から発展した騒乱状態が約2週間にわたり続いた。アメリカの複数の大学の学生が、被害者のブラウンさんを追悼するため授業をボイコットしたりもした。
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