【UPDATE】1月11日の打ち上げは、直前で中止された。(09:02)
【UPDATE2】JAXAの説明によると打ち上げ中止の理由は「最終的な気象判断の結果、地上と上空で風が強く打ち上げ条件が整わなかった」というもの。今後の打ち上げ時期は関係各機関が協議するが、「通例では、間に2日間は空ける」ということ。(10:16)
人工衛星打ち上げ用としては世界最小クラスのロケットが1月11日午前8時48分、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で打ち上げられる予定だ。ハフィントンポストでは打ち上げの模様をFacebook Liveで中継する。
このロケットは「SS-520 4号機」。2段式の観測用ロケットを改造して3段式にしたもので、直径52cm、全長9.54m、重量は2.6トンしかない。フジテレビではその大きさから「電柱ロケット」と報じている。打ち上げる衛星「TRICOM-1」も、重さ3キロと超小型だ。打ち上げ費用は数億円程度と見られている。
現在の宇宙開発では、重さが数トンの人工衛星を打ち上げる大型ロケットが主流だ。技術の発達で重さ数キロの超小型衛星も開発されたが大型衛星に相乗りする形でしか打ち上げることができず、非効率さを指摘する声も出ていた。超小型衛星に合わせた超小型ロケットへの期待が世界的に高まっており今回の「SS-520 4号機」は、その先駆けになりそうだ。
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1月9日、内之浦宇宙空間観測所において行われたSS-520 4号機実験の機体公開の様子