「スクワットが30回できたら、チケットがタダ」。ロシアの地下鉄の取り組みを撮影した動画が9月28日、Twitter上に投稿され、話題になっている。
動画ではスーツを着た男性が、チケット販売機らしきマシーンの前で、一心不乱にスクワットしている姿が写っている。販売機の画面上でスクワットの回数がカウントされ、男性が30回し終えるとチケットが発券された。
ツイートでは、「モスクワでは、30回スクワットすると、鉄道のチケットが無料になる」とつづっている。
WIREDによると、この取り組みは、2014年のロシア・ソチ冬季五輪の開催に合わせて、人びとをもっと活動的にしようと実施されたもの。販売機はビスタボーチナヤ駅に設置され、2分間以内で30回のスクワットができれば、切符がタダになる仕組みだという。
動画の撮影場所や時期、この取り組みが当時の期間限定だったのか、現在も継続しているかどうかは不明だ。
ソチ五輪の関係者は当時、Forbesの取材に対して「五輪のゲームは、2年一度みんながテレビで観戦するという、単なる国際的な競技大会ではない。人びとの生活にスポーツをもたらすものでもある」と話していた。