香川で生まれた「四角いスイカ」が、海を越えてカナダで人気に

カナダのバンクーバーでは、馬鹿げているほど高価な四角いスイカが買える季節になった。高級スーパーマーケットチェーン「アーバンフェア」では、この珍しいスイカを1個199.99カナダドル(約19000円)で販売中だ。
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カナダのバンクーバーでは、馬鹿げているほど高価な四角いスイカが買える季節になった。

高級スーパーマーケットチェーン「アーバンフェア」では、この珍しいスイカを1個199.99カナダドル(約19000円)で販売中だ。地元のブログやRedditにはいくつか写真が掲載されている。

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アーバンフェアが、バンクーバーの店舗に四角いスイカを輸入したのは10年ほど前のことだ。当時の価格は99ドルだったが、いまは約200ドルになっている。

コール・ハーバーにあるアーバンフェアの店舗では、四角いスイカを先週10個展示したが、そのうち4個が売れたという。企業を含む顧客たちは、物珍しさを求めて購入しているようだ。アーバンフェア全体では、毎年100個ほどの四角いスイカを販売している。

四角いスイカは日本で育てられた。強化プラスチックの箱に入れられ、1日に数回チェックするのだという(香川県善通寺市で栽培されており、栽培技術は特許になっている。文末スライドショーで写真を紹介)。

栽培に手がかかるため、日本でも毎年数百個しかつくられないという(2014年には6軒の農家が450個を出荷する見込み。カナダには114個が輸出されるという)。

噂とは異なり、遺伝子組み換えではない。自然な丸いかたちと比べて、積み上げやすく保存しやすいのも利点のようだ。ただ、基本的にはディスプレー用で、熟す前に収穫されるので、食用には向かない(文末の動画で、切ったところを紹介している)。

[(English) 日本語版:ガリレオ]

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