Sprint株主、ソフトバンクによる買収を承認。あとはFCCの審査待ち
ソフトバンクが2012年10月に発表した、米 Sprint Nextel の戦略的買収計画が大きく前進しました。Sprint の発表によると、米国で6月25日に催された同社の株主総会において、ソフトバンクによる合併計画が承認されたとのこと。
25日のSprint 株主総会で計画に同意した株主は約98%、発行済み普通株にして約80%を反映します。
すでに発表されたとおり、ソフトバンクは Sprint に対して約216億ドル / 約1.8兆円を投じて、現 Sprint を完全子会社とする新 Sprint 社の株式 78% を保有することになります。
両社発表によると、買収手続きは今後 FCC (米連邦通信委員会)の承認を得た上で、2013年7月上旬にも完了する見込み。
なお今回の取引については、海外資本が米国の大手通信社を買収することにより国家安全保障上および法執行上、治安上の問題がないか調査するため、今年1月に米司法省やFBI、DHSなどが待ったをかけていましたが、そちらの審査はすでに完了し、あとはFCCに委ねるとお許しが出ています。
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