今日(18日)午後5時16分ごろから「きぼう」(国際宇宙ステーション(ISS)」を見られるチャンスです!肉眼でも見られますので、是非、空を見上げてみて下さい。
◆きぼう
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
今日(18日)は、近畿~関東を中心に「きぼう」を見られるチャンスです。(「きぼう」が見られると予想される経路は上の図を参照)。近畿~関東で最大仰角(仰角とは、地平線からの角度)が30度以上になるため、見えやすくなります。(沖縄~中国は最大仰角が10度未満、または可視時間が60秒以下と見えづらく、東北や北海道は最大仰角が30度未満でやや見えづらいです。)
JAXA・宇宙航空研究開発機構によりますと、見られる時刻、方角は以下の通りです。(下の時刻は最大仰角の時刻。この時刻の3分ほど前から見え始めます。)
★大阪 午後5時19分ごろ 南西
★東京 午後5時19分ごろ 南西
★金沢 午後5時19分ごろ 南南西
◆天気は?
今夜も関東から近畿にかけては大体晴れて、「きぼう」を見られるチャンスです。一方、北陸は雪や雨が降りやすく、あいにくの天気でしょう。各地とも日が傾くと一段と冷え込みますので、万全な寒さ対策をして見て下さいね。
次回、「きぼう」が広く見られそうなのが、27日(水)です。午前6時10分前後は沖縄~北海道にかけて、広く「きぼう」を見られる可能性があります。
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吉田 友海 [日本気象協会本社] 気象予報士
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。