「西洋人はアジア人の顔が見分けられない」? W杯・韓国チームが仕掛けた作戦が衝撃的

各チーム、相手を出し抜くために色々な作戦を考えているようです
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スウェーデンとの試合前夜に、記者会見に臨むシン・テヨン監督。
AFP/Getty Images

サッカーワールドカップに出場中の韓国チームが仕掛けた、敵を欺くための作戦が話題になっている。

シン・テヨン監督は、スウェーデンとの試合前日に開かれた記者会見で、ワールドカップ前の親善試合で選手のシャツを交換させたと明かした。その理由をこう説明する。

「シャツを交換した理由は、敵に全てを見せたくなかったからです。それに、相手を混乱させたいという思いもありました。相手チームは、我々の選手を何人か知っているかもしれません。しかし、西洋人はアジア人(の顔)を見分けるのは難しいと思い、交換しました」

キャプテンのキ・ソンヨン選手と、フォワードのソン・フンミン選手のみ、自分のシャツを着用したという。

「韓国の監督が、練習と親善試合で、相手を出し抜くために選手のシャツを交換したことを認めた。理由は『ヨーロッパの人たちにとってアジア人を(顔で)見分けるのは難しいと知っていたから』」

監督の発言は「スウェーデンチームのラッセ・ジェイコブソン氏が、韓国チームをこっそり偵察していた」という報道を受けてのものだ。

ロイターによると、ジェイコブソン氏はオーストリアで練習中の韓国チームを、双眼鏡とビデオカメラを使って偵察した。それ以前にも、韓国の非公開のトレーニングに、旅行者を装って侵入しようとして追い出されたという。

テヨン監督は偵察について、記者会見でこう発言する。

「すべての監督は、敵チームがいつも自分たちを偵察しようとしていると感じているでしょう。それは当然だと思います。私たちはできる限り、相手の情報を集めようとしますから」

一方、スウェーデンチームのヤン・アンダーソン監督はジェイコブソン氏の行動について、試合前の記者会見でこう述べた。「彼は、普通の練習だと聞いていました。非公開練習だとは思っていませんでした。遠くから眺めただけです」

6月18日の試合では、スウェーデンが韓国を1-0で下した。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。