韓国での新型コロナ感染者の中で、最高齢である104歳のチェ・サンブンさんが5月15日に退院した。感染判定を受けて67日ぶり。
チェさんは数回の検査を受けて、3回の陰性結果が出たため、最終的に完治したとの判定を受けた。退院後、再感染した事例がよく発生しており、数回の検査を行ったと医療陣は説明している。
チェさんは3月10日、慶山ソリン療養院で感染の判定を受けた。この後、慶北道立浦項医療院に移送され集中治療を受けた。チェさんには喘息など基礎疾患があり、認知症状もあったためだ。
若い感染者も苦痛を訴える疾病だが、チェさんは元気に治療を受けてきた。韓国日報によると、医療院でチェさんの別名は「お花のおばあちゃん」である。チェさんは、医療陣に会う度に花のような微笑みを見せていた。
医療陣も力を込めた。主治医と看護師、そして看護助務師たちは、24時間3交代でチェさんを守った。 随時話しかけ、チェさんが落ち込むことがないようにも気を使った。 5月8日の「両親の日」には、チェさんにカーネーションをプレゼントした。
退院の日、浦項医療院にはチェさんの退院を祝う意味で「国内最高齢感染者104歳のおばあちゃん完治退院、おめでとうございます。お大事に」という垂れ幕が掲げられた。
医療院職員たちのお祝いと応援を受け、退院したチェさんはまた療養院に戻る。
ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。