ここ数年、アジアに行く機会が圧倒的に増えた。
ボランティアしているNGOで、アジア地域のポジションについたことで、年に5,6回は東南アジア各国に行っている。
そこで気づいたこと。
東南アジア、最高じゃないか。
私は元々北中南米が大好きで、そこまでアジア推しの人間ではなかった。
しかしここ数年たくさんのアジアと関わることで、本当にアジアが魅力的に思えてきた。
特に東南アジアが好きだ。
今回はなぜ東南アジアがおススメなのか、その4つの理由を述べる。
1)近い
当たり前なのだが、アジアは欧米などに比べて圧倒的に近い。
南米やアフリカが非常に遠いことに言うに及ばず、日本人が良くいく近場「ハワイ」だった、飛行機で8時間もかかる。
飛行機で8時間って普通に長い。遠い。
その点東南アジアならば、8時間あれば直行便ならば、ほとんどどこでも行ける。
飛行機も羽田からの直行便が色々あるし、格安のLCC便もたくさん飛んでいる。
例えばフィリピンは4時間ちょっとで着く。これは近い。
この近さは回数が増すほど、魅力も増す。
数年に1回の旅ではなく、「普段使い」で行ける場所としての価値が出てくる。
正直片道8時間のフライトを毎週飛ぼうと思わないが、4時間ならば、毎週行き来しても苦にならない。
ビーチもハワイまで行かなくても、東南アジアには美しいビーチがたくさんある。
フィリピンやインドネシアなんて、島だらけだ。タイもビーチで有名だ。
ちょっと英語さえできれば、「ハワイだけ」ではないだろう。
2)物価が安い
これも今は当然に感じるかもしれないが、東南アジアは物価が安い。
同じお金で、より豊かに使えるというのは、非常に魅力的だ。
LCCで安く近くに飛んで、現地に着いた後も日本ほどお金を使うことはない。
円がどんどん安くなっている今現在、海外は高くて行きにくい。
そんな中で、東南アジアはまだ、行きやすい/生きやすい場所と言える。
3)高い成長性
日本と比べて、経済の成長率が高い。
ビジネスや投資においては、国の将来性が高いことは、大きなポイントである。
人口も増えているし、平均年齢も若くて、パワーがある。
ある意味、今の日本と正反対で、こういう国に期待することは面白い。
4)人々の魅力
これは、直接触れ合って感じてもらうしかない。
海外に行く理由は、仕事や永住、観光や留学など、色々あるだろう。
でもその選択をするのは、最後は自分の意思だ。
観光ならば、「安くて近いから」でもいいかもしれない。
投資ならばそれに「成長性が高いから」でもいいかもしれない。
しかし現地で仕事をしたり、長期間の滞在を考えるならば、そうした血の通っていない客観的情報だけではダメだ。
国民性や文化が好きかどうか。
これは何より大切だ。
この国が好きだ、という理由は、「人」にあると思う。
旅の醍醐味も「人との出会い」だ。
人がいて、歴史があり、文化もある。
国民性や文化がフィットするか。
もっと噛み砕いていれば、大好きな友人ができるか、いるか。
これが非常に重要だ。
「東南アジア」といっても、その文化・歴史・政治体制・地域性・国民性は一様ではない。
その逆で大変多様的で、それこそが東南アジアの魅力だ。
是非自分にフィットする国・人々を見つけて欲しい。
この4つの条件が揃った時、東南アジアに行かない理由はなくなるのだ。
アリヴェデルチッ!
(2015年1月19日「yubu23.com」より転載)