統計の日、標語募集で総務省ツイッターが大喜利状態に。厚労省の統計不正問題でとばっちり

「統計の 真の目的 出世かな」...2019年度の「統計の日」の啓発標語は、どうなるのでしょうか?

厚生労働省の毎月勤労統計で、調査手法のからくりにより賃金の増減率が実際よりも高く見えるようなっていた問題をめぐり、総務省が思わぬとばっちりを受けている。

「統計の大切さや重要さを伝える標語を募集します」

総務省は2月1日、公式twitter公式サイトでこんな募集をかけていた。

毎年10月18日は「統計の日」。総務省の募集要項には、「統計の重要性に対する国民の関心と理解を深め、統計調査に対する国民のより一層の協力をいただけるようにと定められた」とある。

翌年度の標語を募集するのが毎年この時期なのだが、厚労省の統計調査で相次ぐ不正が発覚しており、総務省が紹介している2018年度の啓発ポスターにある「活かせ統計、未来の指針。」という標語がブラックジョークのようだ。

応募を呼びかける総務省のTwitterも大喜利状態となっている。

「統計は どうせ不正だ ほっとうけい」
「統計の 真の目的 出世かな」
「統計の 理解は まず政府から」
「忖度で 統計自在に 改ざんし」
「信じるな 国の統計 絵空ごと」

14日の衆院予算委員会では、立憲民主党の小川淳也氏が「国民に対する謝罪も釈明も一言もない。大臣は知ってて(募集を)やったのか」と質問。

石田真敏総務相は「2月1日から募集を開始したことについて、私は知りませんでした」と前置きし、「公的統計の信頼を揺るがす事案が発生したこと、誠に遺憾ですし、ご迷惑をおかけしていることをお詫びを申し上げたい」と謝罪していた。