ドイツの太陽光パネルメーカー、コナジー
再生可能エネルギーへの需要の高まりと各政府によるに補助金によって太陽光発電業界は大きな成長を遂げたが、財政が厳しい国々が補助金を削減し、新参企業の出現で価格が低下するなか、かつての大手企業が破たんに追い込まれている。
コナジー最高経営責任者(CEO)のPhilip Comberg氏は、過去15カ月間、債権者である銀行に投資家による投資案を提示してきたが、適切なタイミングで合意がなされなかったことを残念に思うと述べた。
地方裁判所は今後破産管財人を指名する。
コナジーは破産手続きの下で、全ての業務が投資家の力で継続されると引き続き楽観的に考えていると述べた。
関係筋は今週の初めロイターに対し、未確認のアジア系投資家がコナジーの大株主となることに合意することに傾いていると述べた。合意すればこの投資家はコナジーと銀行10行が2011年に合意した2億6150万ユーロ(3億3800万ドル)のシンジケートローンを引き継ぎ、5000万ユーロの株式を取得することになるはずだった。
0945GMT(日本時間午後6時45分)時点で同社の株価は65%急落し、1株当たり0.125ユーロとなっている。
[フランクフルト 5日 ロイター]