【ソーラーインパルス2】名古屋空港に緊急着陸 「日本の皆様にとても感謝」(画像)

太陽光エネルギーのみで世界一周飛行に挑んでいる1人乗り飛行機「ソーラー・インパルス2」が6月1日深夜、愛知県豊山町の県営名古屋空港に緊急着陸した。

太陽光エネルギーのみで世界一周飛行に挑んでいる1人乗り飛行機「ソーラー・インパルス2」が6月1日深夜、愛知県豊山町の県営名古屋空港に緊急着陸した。毎日新聞などが報じた。

「ソーラー・インパルス2」の公式サイトによると、中国・南京からハワイまでの区間を無着陸で飛ぶ計画だったが、太平洋上の気象条件の悪化のため変更した。天候の回復を待って、再びハワイに向け飛び立つ。国土交通省は、同機から着陸要請があり、空港の定期便の離着陸が終了した時間での着陸を決めたという。

公式Twitterは「日本の皆様のご協力なしにこの着陸は不可能だったでしょう」と感謝の言葉を日本語で掲載した。

朝日新聞デジタルによると、「ソーラー・インパルス2」の機体は、翼の長さ72メートルとジャンボジェットなみ。重さはわずか2.3トンで、最高速度は時速140キロだ。再生エネルギー利用を啓発するのが目的で、翼に張った1万7000枚の太陽光パネルで発電し、プロペラ4枚を回す。3月に中東・アラブ首長国連邦のアブダビを出発後、2人のスイス人が区間ごとに交代で乗り込み操縦している。

【関連記事】