ソフトバンクがハリウッド版「ゴジラ」を手がけた米映画会社に出資

ソフトバンクは2日、映画などを手がける米レジェンダリー・エンターテインメントの少数株式を2億5000万ドルで取得し、合弁会社を設立すると発表した。
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Billionaire Masayoshi Son, chairman and chief executive officer of SoftBank Corp., center, and Colin Powell, former U.S. secretary of state and a board member of Bloom Energy Corp., right, stand silhouetted against a screen after speaking at an event at SoftBank Academia in Tokyo, Japan, on Wednesday, June 18, 2014. SoftBank, the wireless carrier led by Son, wants more discussion on competition in the U.S. as it weighs a bid for T-Mobile US Inc. to create a larger third-ranked mobile operator. Photographer: Yuriko Nakao/Bloomberg via Getty Images
Bloomberg via Getty Images

[東京/ニューヨーク 2日 ロイター] - ソフトバンク<9984.T>は2日、映画などを手がける米レジェンダリー・エンターテインメントの少数株式を2億5000万ドルで取得し、合弁会社を設立すると発表した。

両社によると、合弁会社はレジェンダリーの持つテレビ番組やデジタルコンテンツなどの知的財産を活かし、中国やインドを中心に市場拡大を目指す。

レジェンダリーは2000年に設立され、ハリウッド版特撮怪獣映画「GODZILLA ゴジラ」などを手がけてきた。

ソフトバンクはレジェンダリーへの出資によって、ハリウッド映画やテレビ番組へのアクセスを獲得するほか、米通信・メディア業界でのプレゼンス拡大につながるとみられる。

ソフトバンクによると、条件が満たされれば出資手続きは10月中に完了。出資に伴い、ソフトバンクのバイスチェアマン、ニケシュ・アローラ氏がレジェンダリーの取締役に就任する。

アローラ氏は米グーグル

レジェンダリーは2005年、映画会社ワーナー・ブラザーズと最大40本の映画を共同製作する7年契約に調印。2010年にはコミックブック部門も設立した。また、中国の大手映画製作会社、チャイナ・フィルムと映画を共同制作する契約にも調印している。

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