新元号発表に便乗した詐欺に注意を ソフトバンク「キャッシュバックキャンペーン騙るメールが確認されている」

新元号が「令和」に決定。改元に便乗した詐欺の報告もあり、注意が必要です。

5月1日から施行される新元号が、「令和」に決定した。新時代に向けて日本列島が盛り上がりを見せる一方、改元に便乗する詐欺にも注意が必要だ。

通信大手のソフトバンクは4月1日、「ソフトバンクのキャッシュバックキャンペーンを騙るメールが確認されています」とTwitterに投稿。

同社では、新元号発表に伴うキャッシュバックキャンペーンなどは実施しておらず、そのようなメールを受信した場合は、「本文中のURLリンクをクリックしないようご注意ください」と呼びかけている。

ソフトバンク広報担当者によると、「全額キャッシュバックする」などと謳うなりすましメールが送付されている、との報告をTwitterで確認しているという。

4月1日現時点で、実際に被害に遭ったとの報告はないが、メール本文に記載されているURLをクリックしないよう呼びかけた。

同社が以前掲載した「ソフトバンクを装う電子メールに関するご注意」では、万が一URLをクリックしたとしても、携帯電話番号やパスワード、ワンタイムパスワードなどの個人情報を入力しないよう記されている。

朝日新聞デジタルによると、NTTドコモを騙るなりすましメールも報告されており、注意が必要だ。

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改元に便乗した詐欺に注意を

改元に便乗した詐欺被害は今後も発生するとみられ、国民生活センターは注意を呼びかけている。

詐欺の手口は、電話で「天皇陛下の退位を記念したアルバムを購入しないか」などと誘う勧誘販売や、皇室に関するアルバムなどを勝手に送り付ける「送り付け商法」など。

実在する団体名を名乗り、法律が変わるなどと謳い、口座情報やキャッシュカード、個人情報を騙し取る手口もあるという。

国民生活センターは、トラブルに巻き込まれた時や困った時は、消費者ホットライン「188(いやや!)」番などに電話相談するよう呼びかけている。