来週31日(水)から1日(木)頃にかけて関東地方はまた広い範囲で雪が降る可能性が出てきました。積もることも考えられますので、今後も天気予報は要チェックを!
また平野部でも雪?
22日(月)に降り積もった雪が、まだ融けずに残っている関東ですが、再び雪が降る可能性が出てきました。31日(水)から1日(木)頃にかけては、また「南岸低気圧」が通る見込みです。1日(木)は午前中を中心に雪や雨が降るでしょう。今のところ、大雪となった22日(月)より気温が高めの予想ですので、雪のエリアは内陸部が中心ですが、都心周辺でも雪になって、また積もってしまう可能性もあります。現段階で雪の時間は主に午前中ですので、最悪の場合、朝の通勤や通学に影響が出るかもしれません。週間予報では曇りマークですが、今後、雪や雨マークがあらわれたら要注意! 来週は最新の天気予報をチェックしましょう。
南岸低気圧とは
「南岸低気圧」は、冬の終わりから春先にかけて多くやってきます。冬型の気圧配置が緩むと、南から暖かい空気が流れ込みやすくなり、北にある冷たい空気とぶつかりあって低気圧が発生します。ちょうど本州付近で暖気と寒気がぶつかると、本州の南岸を低気圧が進むようになり、そのわずかなコースの違いによって雪になったり雨になったりするのです。東京の雪日数の平年値を見ると、1月と2月に多くなっており、2月にかけては南岸低気圧のシーズンといえます。
今回はまだ少し先の予想ですので、低気圧が通るコースは変わる可能性がありますが、受験や出張などで長距離の移動を予定している方もいらっしゃるかと思います。時間に余裕をもたせて計画をたてるなど、念のため雪や雨への対策を考えておくとよさそうです。
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[日本気象協会本社]気象予報士 防災士 熱中症予防指導員
2007年1月より日本気象協会勤務。
ラジオやストリーミングでの天気解説、新聞やテレビの天気原稿作成などを担当。
「天気でわかる四季のくらし」(新日本出版社)を共同執筆。
一児の母となり、公私ともに奮闘中。