ここ数週間、大雪が降り続いているカナダのケベック州・モントリオール。ある起業家の男性が、雪を使った遊び心たっぷりのアイディアを思いついた。
デザイン会社を経営するシモン・ラプリーズさんは、自宅前の雪かきをしなければならなかった。真冬のこの時期、カナダの至るところで見られる光景は?もちろん、家屋の前や店先に山と盛られた雪のかたまりだ。
そこでラプリーズさんは、自身のデザイナーとしての才能を存分に発揮して、ある「モノ」を作ることに決めた......雪像の車だ!こうして見慣れた雪だるまとはちょっと違った、流線型のスポーツカー雪像が完成した。
しばらくすると除雪作業にやってきた警官たちが、この「車」の存在に気がついた。パトカーから降りてやれやれと駐禁を切ろうとしたとき......。警察が面食らったのは言うまでもない。
しかし駐禁切符に書かれたメッセージを見る限り、この警官たちはすばらしいユーモアの持ち主だったようだ。そこにはこう書かれていたからだ――「おかげでいい夜になったよ!」
雪像車や駐禁メッセージの写真は、ラプリーズさん自身によってFacebookに投稿され、人々はラプリーズさんのアイディアと警察のユーモアセンスを大いに面白がった。
地元メディア「Radio Canada」によると、ラプリーズさんはこれまでにも同じようなタイプの「雪像カー」を5台作ったことがあったが、公道に展示する試みは初めてだったという。
作品を1台を完成させるには4時間かかるということだったが、ラプリーズさんは「まだまだ作り続けたい」という。「面白いし、材料費はタダだし、いい運動にもなるしね」
ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。